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支援選手インタビュー第3回 永井祐真選手(ホッケー) 

【プロフィール】

永井祐真(ながいゆうま)
ホッケー男子日本代表「サムライジャパン」MF
社会人男子ホッケーチーム「岐阜朝日クラブ」MF


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岐阜県瑞穂市にある「岐阜朝日クラブ」のホッケー場。澄んだ空気のなか、コート一面のブルーが鮮やかに映えます。ここで日々練習に励むホンダロジコムの支援選手に会いに行きました。

2020年4月に、新たなホッケー支援選手としてホンダロジコムに入社予定の永井祐真さん。オランダのプロホッケーチーム「ナイメヘン」で経験を積み帰国した注目選手です。


ホッケー選手としても社会人としても成長していきたい

――永井さんはホッケー元日本代表のご両親のもとに生まれて、2人のお姉さんも現役のホッケー選手だとか。

そうなんです。でも、両親は「ホッケーに限らず、好きなスポーツを」という考え方だったので、僕自身は小・中学校時代、サッカーに打ち込みました。高校でもサッカーを続けるか迷っていた中学3年の時、父から初めて「ホッケーをやってみたらどうだ」と勧められたんです。そこからのスタートなので、ホッケー歴は案外短いんですよ。

――やってみたら、おもしろかった。

そうですね。ホッケーは、チームでボールをパスしながら相手チームのゴールへシュートを狙うところがサッカーと似ているので、入りやすかったというのもあるかもしれません。でも、サッカーより断然ボールのスピードが速くて(スティックで打たれたボールの球速は160㎞以上!)、展開もスピーディー。そこにおもしろさを感じました。

――「ホッケー歴は案外短い」とおっしゃいましたが、高校時代に全国大会出場経験も!ご両親から受け継いだホッケーDNAを感じさせますね。大学卒業後にオランダ行きを決めたのはなぜですか?

オランダはホッケーが盛んな国で、街中のそこかしこにホッケーコートがあります。プロチームも多く、パワーもテクニックも戦術もレベルがすごく高い。そういう本場の環境で、ホッケー技術の核の部分を磨きたいと考えました。オランダ語はおろか、英語も話せない状態で行きましたが、「ナイメヘン」のチームメイトが温かく迎えてくれて、1年間の留学はあっという間でしたね。


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――2020年4月にホンダロジコムに入社予定です。

オランダから帰国後、「岐阜朝日クラブ」に所属して日々練習に打ち込みながら、支援してくださる企業を探していたところ、ホンダロジコムから縁をいただきました。4月から「ホッケーと仕事の両立」という新しいチャレンジが始まりますが、不安よりも期待のほうが大きいです。

――チームメイトの千葉さんは、会社の同僚になりますね。

千葉さんは僕より1年早くホンダロジコムに入社していて、愛知県の職場から練習場に通う姿をいつも身近に見てきました。とても心強い存在です。千葉さんのように、ホッケー選手としても社会人としても成長していきたいと思います。

――いよいよ東京オリンピックが近づいてきました。男子ホッケー日本代表は1968年メキシコ大会以来、52年ぶりのオリンピック出場ということで、期待が寄せられています。

海外の強豪国と比べると、日本は体格がひと回り以上小さく、パワーやスピードにまだまだ課題があります。でも、持久力や敏捷性という日本人の強みを生かした戦い方で、上位入賞を目指していきたいですね。僕自身の目標はやはりレギュラー入りすること。そのためにしっかりと準備をして、一番いいコンディションでオリンピックに臨み、チームに貢献したいと思います。そして、ホッケーというスポーツのおもしろさをひとりでも多くの方に知っていただけるよう、がんばります!


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取材日:2019年12月
聞き手:ホンダロジコム株式会社 経営企画室 広報グループ 武藤真実