【プロフィール】
千葉健寛(ちばたけひろ)
社会人男子ホッケーチーム「岐阜朝日クラブ」FB5
岐阜県瑞穂市にある「岐阜朝日クラブ」のホッケー場。澄んだ空気のなか、コート一面のブルーが鮮やかに映えます。ここで日々練習に励むホンダロジコムの支援選手に会いに行きました。 大学卒業後の2019年4月、岐阜朝日クラブに所属するとともに、ホンダロジコムに入社した千葉健寛さん。会社の支援を受けることで、練習と仕事の両立を実現しています。
働きながらホッケーを続けられる今の環境に感謝
――千葉さんがホッケーを始めたきっかけを教えてください。
僕が生まれ育った岩手県岩手町はホッケーが盛んな地域。子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層の人がホッケーに親しんでいます。そんな環境と、3歳上の姉の影響から、小学2年の時に地元のクラブチームに入りました。以来、23歳の今日にいたるまで、ホッケーひと筋です。
――ホッケーは氷上のスポーツというイメージを持たれがちです。ホッケー初心者に向けて、魅力や見どころを教えてください。
ホッケーの魅力は何といっても、スピード感とパワーです。11人の選手がスティックと硬球を使って得点を争うのですが、選手の交代が自由で回数にも制限がないので、展開がとてもスリリング。また、シュートは「サークル」というゴール付近の円の中からしか出せないので、さまざまな駆け引きや激しい攻防があり、とても見応えがあると思います。
――実際にコートの近くで練習風景を拝見したら、ボールの速さやスティックさばきの音、パワフルな攻防が肌で感じられて迫力満点でした!
写真では軽やかにスティックでボールを打っているように見えますが、実はホッケーって、ケガと隣り合わせのスポーツなんです。だからこそ、体を鍛えるトレーニングも欠かせません。
――千葉さんがホンダロジコムに入社して9カ月あまりが経ちました。練習と仕事の両立はいかがですか?
愛知県の職場から、岐阜県の練習場に通う生活パターンにもすっかり慣れました。14時に退勤するイレギュラーな勤務形態ですし、合宿や遠征で欠勤することもあって、職場ではフォローしていただくことが多々。でも、いつもみんなが「がんばって!」と応援してくださるので、本当にありがたいです。
――職場の理解を得るために、千葉さん自身が心がけていることはありますか?
まず、働きながらホッケーを続けられる今の環境に感謝する気持ちを忘れないこと。それから、周囲に対して自分から積極的にあいさつやコミュニケーションを取ることを心がけています。そうしたら、少しずつみんなも「ホッケーってどんなスポーツなの?」「次の試合はどこへ行くの?」などと話しかけてくれるようになりました。中には試合を見に来てくれる人たちもいて、とても励みになります。
――最後に、今後の目標を教えてください。
今季は日本代表入りを逃してしまいましたが、復活を目指して努力を続けていきます。これからも応援していただけたらうれしいです!
取材日:2019年12月 聞き手:ホンダロジコム株式会社 経営企画室 広報グループ 武藤真実